外国人に親切な観光地づくりに取り組んでいる民間団体「田辺市熊野ツーリズムビューロー」は1日、田辺市本宮町の熊野本宮大社で神職らを対象に英語表記の研修を開いた。大社へは外国人観光客の訪問も多く、受講した神職らは真剣な表情で研修に臨んだ。 ツーリズムビューローはこれまで、宿泊施設や交通事業所など観光業関係者を対象に英語表記の研修を実施してきた。看板やパンフレットのローマ字表記など、外国人観光客の立場から見た必要な情報の内容や質について講義している。 熊野三山の一つ、熊野本宮大社では近年、アジアや欧米などからの外国人観光客が増えている。アジアからは団体で、欧米からは個人のグループで来訪することが多いという。 この日は、ツーリズムビューローのカナダ人職員、ブラッド・トウルさんが講師を務めた。ブラッドさんは実際に熊野古道や国道にある看板の写真を例に、ローマ字表記がなかったり、表記方法が統一されていなかったりすると、外国人には意味が伝わらないことを紹介した。 その後、実際に大社の境内を歩きながら看板の表記を確認した。ブラッドさんは「外国人観光客は日本の文化に触れたいと強く感じている。絵馬やみくじ、社殿の建築様式についても、ぜひ英語で案内してみてほしい」と話した。 参加した神職からは「大社に関係する質問だけでなく、空港に接続する電車やバスの時刻を聞かれることもある」「アジアからの来訪者は共通する文化も多く見てもらうだけで伝わることもあるが、欧米では全く文化が異なるので説明が必要だと感じる」などの意見があった。【境内を歩きながら外国人でも分かりやすい案内表記を学ぶ神職ら(1日、和歌山県田辺市本宮町で)】
紀伊民報
余裕出てきたんだろうねぇ
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