小学生のころ、学校から家に帰ると空き地や公園に行って、野球に缶けりや木登り…。汗をたっぷりかき、夜の8時すぎにはクタクタになって寝た。
福岡でも今は、当時とはまったく違う。子どもに「外で遊べ」と言っても、その場所がなかなか見当たらない。公園には「野球やサッカーは禁止」の看板が威張ったように立っている。これで、どうやって遊べばいいのか? 大人でも分からない。
文部科学省が実施した小学5年と中学2年対象の「全国体力テスト」で、体力の低下が指摘された。体を動かす環境が少ない状況では、当然の結果だろう。それに私のころは遊びながら各スポーツを体感していたが、今は費用も、親の送り迎えも必要なクラブチームに入部しないと競技を学べないという。
もう子ども同士が自由に外で遊ぶ光景は戻って来ないのだろうか…。それではあまりにも寂しすぎる。 (田中耕)
=2009/02/22付 西日本新聞朝刊=
寂しい時代ですよね
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